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培養研究部スタッフが日本受精着床学会にて優秀論文賞を受賞いたしました
当院の培養研究部スタッフが第44回日本受精着床学会総会・学術講演会にて、第13回優秀論文賞を受賞いたしました
「cell-free DNAを用いた異数性検出のための非侵襲的着床前遺伝学的検査:~患者年齢、および胚の形態的評価は非侵襲的着床前遺伝学的検査の解析精度に影響を及ぼすのか~」
この研究では、胚を傷つけずに、その周りの培養液に含まれるDNA(cfDNA)を調べることで、胚の染色体の状態を推測する検査(niPGT)について調べました。
従来の検査(PGT)では胚の一部を採取して調べますが、niPGTは胚を傷つけずに検査できる可能性があります。
研究では、培養した胚とその培養液を調べ、実際の胚の染色体検査結果とniPGTの結果がどの程度一致するかを比較し、その結果は以下のようになりました。
- 検査胚全体の一致率は71.8%でした。
- 染色体の数に異常がある胚では、81.3%と比較的高い一致率でした。
- 患者年齢が高くなるにつれて、一致率が高くなる傾向がみられました。
- 胚の見た目(形態)によっても、一致率が異なる傾向がみられました。
これらの結果から、niPGTの解析結果には、胚の染色体の状態だけでなく、患者さんの年齢や胚の見た目なども影響する可能性があることが分かりました。
ただし、今回の研究だけではniPGTの信頼性を正確に評価することはできず、今後さらに多くの胚を用いた研究が必要となります。