診療受付時間

診療受付時間
09:00 - 16:00
16:00 - 19:30

※最終予約枠は終了時間の30分前となります 。

LAB

クリニックの心臓部「培養室」

クリニックの心臓部
「培養室」

培養室は体外受精の要であり、できる限り受精卵にストレスがかからない環境が治療を成功させる鍵となります。当クリニックは、世界一の培養室を目指して設備や管理体制を改善し続けることにより、受精卵の成長に影響する不安要素を徹底的に排除しています。
  • 木漏れ日テラス

    木漏れ日テラス

    診療エリアから培養室に至る通路には、森の中の小道をイメージした「木漏れ日テラス」を設けています。木漏れ日テラスでは、優しい木漏れ日のような光が降り注いでおり、患者さんにホッとする時間を提供しています。
  • 生命を育む森

    生命を育む森

    木漏れ日テラスの窓からは、「生命を育む森」というコンセプトでデザインした培養室を一望することができます。通常お見せすることが難しい培養室を見える化することにより、安心して治療を受けていただきたいと考えています。ご見学の際は、胚培養士が皆さまの皆様の疑問にお答えしますのでお気軽にお立ち寄りください。

FACILITIES AND
MANAGEMENT
SYSTEM

培養室の設備・管理体制

培養器のこだわり

01

培養器のこだわり

インキュベーター(培養器)とは、体外受精における受精卵の培養を行う機器のことです。インキュベーターの質が受精卵の成長に多大な影響を与えることから、当クリニックでは国内メーカーと共同開発したインキュベーターを使用しており、同時に300名以上の受精卵を個別管理することができます。
  • Q
    一般的なインキュベーターと何が違うの?
    A
    一般的なインキュベーターでは、複数人の受精卵をひとつのスペースで管理しますが、当クリニックのインキュベーターはおひとりおひとりを完全個別スペースで管理しています。本来なら外気に触れることがない受精卵を完全個別スペースで管理することにより、インキュベーターの開閉数を抑えて内部の温度や酸素濃度を一定に保つことができます。
  • Q
    受精判定はどのように行うの?
    A
    当クリニックのインキュベーターでは、熟練の胚培養士と同等の精度を誇るAI機能を搭載しています。胚培養士が受精判定をする際にAIの判定を参照しています。このAI技術が高く評価され、日本生殖医学会が刊行するReproductive Medicine and Biology誌に掲載され、この年の論文賞を受賞しました。 Reproductive Medicine and Biology誌の該当論文
  • Q
    培養器に入れた受精卵はどう観察しているの?
    A
    インキュベーターに内臓されているカメラにより、受精卵を培養器から出さずに観察しています。また、タイムラプス機能を搭載しているため、受精卵の成長を動画で記録することができます。この技術によりインキュベーターの開閉数を抑え、受精卵へのストレスを抑えることができます。
  • Q
    停電などの非常時にはどうなるの?
    A
    停電などの非常時に備え、大容量のバックアップ電源を設けて培養室全体が稼働し続けるシステムを取り入れています。また、災害や停電などの非常事態が発生した際は、胚培養士に緊急通知が届いて30分以内に駆けつけるなど、万全な管理体制で大切な受精卵を守っています。
清浄度のこだわり

02

安全性のこだわり

当クリニックは、クリニック全体をとおして安全な建材を使用しており、塗料だけではなく、建材、接着剤などすべてに対して卵子や受精卵に優しいVOC(揮発性有機化合物)ゼロの資材を使用しています。
その中でも、培養室は特に清浄度にこだわっており、空調は「天井吹き出し」+「床吸い込み」の層流方式を採用することによって精密機器工場と同等レベルの清浄度を常に保っています。
安全性のこだわり

03

清浄度のこだわり

培養室は、木漏れ日テラスから室内を一望できるようガラス張りを採用していますが、卵子や受精卵に有害な紫外線を排除するために特殊なフィルムをペアガラスに貼り、完全に閉じられた空間を作ることで、温度・湿度のコントロールを行っています。
また、天井照明や顕微鏡の光源にはLEDを採用し、卵子や受精卵に有害な紫外線をカットしています。
  • GLASS

    紫外線に強いペアガラス

  • FILM

    特殊フィルム

  • LIGHT

    LED

  • SPACE

    閉じられた空間作り

清浄度のこだわり

04

ヒューマンエラーを
排除するためのこだわり

当クリニックは、品質マネジメントシステムであるISO9001に基づき、設備の安全性や室内の清浄度などの他にも、ヒューマンエラーを排除するための取り組みを徹底しています。
例えば、受精卵を取り扱う胚培養士の手元をモニターでリアルタイムに映し出すことにより、周りの胚培養士が作業の様子を見ることができる環境を整えています。また、必要時には録画を行って記録に残すなど、目に見えない受精卵の取り扱いには慎重な対応を行っています。